赤本は何年分復習するのが正解?【大学受験】

大学受験では志望校ごとに赤本が用意されていて、
大きな本屋さんに行けばそれこそ、
全国の大学の赤本がずらりと並んでいるし、
アマゾンなら入手可能な赤本を全て手に入れることができます。

赤本に出ている問題がそのまま出題されるようなことはないとしても、
過去の入試で実際に出題された問題を過去問として勉強することには
間違いなく大きな意味があります。

進学校であれば学校の図書室や進路指導室なんかに、
主要な大学の赤本が一通りそろえられているものだし、
早稲田アカデミーとか駿台予備校などに通えば、
国内のあらゆる大学の赤本で勉強することができるでしょう。

何年分もの赤本を使って過去問の復習をするのが
なぜ重要なのかというと、大学によっては入試問題に
一定の傾向が生まれや牛からです。

実は毎年、入試問題の作成を担当する
大学の研究室が決まっていたりします。

そして入試の問題の点数をつけていくのも、
その研究室に在籍している大学院生だったりすることがあります。

同じ分野が出題される可能性が濃厚になりますし、
部分点の比重にも偏りが生まれることが予想されます。

では、いつからの赤本を用意して勉強をすれば良いのかというと、
直近の赤本から勉強を始めて行って、
できるだけ昔の方までさかのぼると良いです。

同じ研究室が入試問題を担当すると言っても、
10年も20年も変わらないわけではありません。

おそらくは、5年とか数年おきに代わっているようなので、
そのたびに傾向が変わってしまうからです。

欲を言えば、赤本を入手できる年代までさかのぼっていったほう良いですし、
最低でも過去10年分くらいの赤本をやりこむのが良いでしょう。

もっというと、赤本で用意されている模範解答を、
そっくりそのまま再現できるくらいに赤本をやりこむのが良いです。

入試前に減点する隙のない答案を作ることができれば、
やはり自信にもつながるし、学力も相当身についている証拠ともいえます。

それに、赤本でいっさい過去問の勉強をしないよりは、
1問でも多く過去問に触れておいたほうが受験当日は、
「自分はこれだけやったんだ!」みたいな自信を持つことができるので、
精神的にゆとりを持つことができます。


ただ実際には、模範解答をすらすらと再現できるレベルに到達するには、
かなりの時間も手間も必要になってくるのは間違いありません。

大学受験は自分との勝負というよりは、時間との勝負になってくるので、
限られた時間をいかに有効に使うか?が合否を分ける大きなポイントになります。

出題される可能性の高い分野にできるだけ多くの時間を使い、
出題される可能性が極めて低い分野は、大胆に勉強をカットする、
といった判断力も必要になってきます。

リラックスできるかことも大学受験成功の鍵

イライラしたり不安で押しつぶされそうになっていると、
集中力を保つのがどうしても難しくなります。

どれだけ頭の良い人でも集中力を維持する時間は限られていますから、
集中力という有限の資産を有効活用しなければいけません。

リラックスできるのであれば、様々な方法を試してみる価値がありますが、
たとえば、ながら勉強をしたって良いわけです。

音楽を聴きながら勉強したって良いですし、
場所を変えてミスドとか図書館で勉強したって構いません。


脳科学的に言うと、集中力が高い状態は、
言わゆる「ゾーン」と呼ばれる状態になっています。

脳波で言うとα波というゆったりとしたリズムになっていたはずです。

人間の脳というのは、精神状態みたいなものが脳波へと反映されて、
気分が落ち着かないときには、ベータ波と言って波のリズムが不規則で、
なおかつ周波数の高い状態。

リラックスして集中力も高い状態だとα波という、
リズムが一定で周波数の低い状態になります。


ながら勉強の成功のカギは、脳波をα波に近い状態できるかどうか?です。

「気が付いたら、1時間とか30分とか勉強していた!」
みたいな状況を作ることが、ながら勉強で受験勉強の効果を高める鍵なります。